世間、空気、特攻。

結局それかよという感じがした。日曜の朝やってる某アニメのことだ。そこでは重要キャラの一人が愛するもののため、友のため、守るもののために、華々しく、男らしく特攻してた。もともと無根拠な決断を称揚するいわゆる決断主義的傾向の強いアニメだけれど、さすがにこれはないだろと思った。
また山口で怒ったあのむごい事件の弁護を担当した弁護士たちへ懲戒請求が殺到したという出来事があったが、それを語る言葉は世間だった。結局それなのかよ。そして安倍首相の辞任劇はKY、すなわち空気を読めないという言葉で語られる。結局それなのかよ。
世間、空気、特攻。21世紀になっても、ネットが発達しても結局日本社会で問題を説明し解決するための言葉はこうした言葉なのか。いずれにも共通しているのは方法への自覚を欠き、無媒介に対象と自己を同化させる精神主義か。なんだかなぁ。