「時をかける少女」の感想

宮崎駿がかかわっていない時点で見る気が失せていた「ゲド戦記」だが、あのル=グウィンの怒りの感想文を読んで気が変わった。そんなに酷いのならちょっと見てみたい。そう思って映画館にいそいそと出かけて行ったのだけど、気がついたら「時をかける少女」を見ていた。
こっちの方が上映終了が近かったし、なんかいい意味で凄い話題みたいだし。まぁいい、ゲド戦記は割引の日にでもまた見に行こう。

で、以下は見てきた「時かけ」の簡単な感想。

タイムトラベルもののお約束の正しい使い方ななされているか?とか、なにか新しい理論が付け加えられているのか?とか、そういうSFオタ的な楽しみ方をする映画ではない。ショートカットがかわいい、元気いっぱいでちょっとお馬鹿な女子高生が短いスカートをひらひらさせながら映画館のスクリーンの上を所狭しと駆け回り、飛び回り、転げ回る。それを主人公よりも年上のお兄さんたちがうっすらとほほえみをうかべながら鑑賞する。そんな映画。
80年のアイドル映画がアニメ映画としてよみがえって、それに男の子たちが萌える。実写のアイドルから二次元へ。それは確かに今風な感じではある。