問題の構図。

最近アパホテルグループと耐震偽装問題、安倍晋三とのつながりがとりだたされてるが、意外な程党の動きが鈍いのは何でだろう。
察するに党としては耐震偽装に関しては検査業務の規制緩和−民営化路線が問題であるという構図から攻めるつもりだったのだろうが、民間検査機関のみならず公的検査機関でも耐震偽装の見逃しが発覚し、その初期の構図が崩れてきたのが原因ではないか。さらには姉歯物件で問題になった民間検査機関の社長がアパグループの不正を告発しヒーローになるという自体を混沌とさせる要素も加わって、結局耐震偽装問題の構図は特定有力政治家と新興建築グループとの癒着、公民問わず偽装を許すシステムの不備といった側面に映っているように思われる。が、どうもこの路線には乗り気ではないようで、赤旗にもあんまり取り上げられていない。

まぁこの辺は民主党の馬淵ときっこの持ちネタだろうし、安倍政権の足下には攻めどころはいっぱいあるわけで、わざわざここから攻める必要もないってことなのかな。