ホリエモンが亀井さんとテレビで対決するなかで、亀井さんに
「何で郵政に反対するのかが分からない」と言っていた。
こういう言い方は小泉さんと似ている。
小泉さんも靖国参拝を批判されると、
「わたしは平和を祈念して靖国にお参りしてるんだ、何で批判されるのかが分からない。」
と答える。

こういうのを聞くと思わず、おまえそれぐらい分かるだろ!と言いたくなる。
郵政に反対する人が、過疎地域の利益になるか、雇用を守るため、国民資産の保護などなのの理由を持ち、靖国参拝を批判する人がかつての戦争を肯定する行為ではないか、また新たな戦争を始めるつもりなのではないかとかいった理由で反対すること。それぐらいは想像がつくだろうに。

それぞれの人に言い分がある。
それを理解し、分かった上でそれに納得できない理由、対案を示すのが最低限の議論の入り口だと思う。
それ以前の段階でディスコミュニケーションがあるのがもどかしい。
せめて他者が存在することを分かって欲しい。