昨日30日付の赤旗文芸時評が面白い。今月の文芸時評は岩淵剛さんという人が書いていて、その内容は赤旗らしく、戦争をどのように伝えるか、現代に対して文学はどう向き合うべきかを問う生真面目なもの。
だがそこで、なぜか「いちご100%」が激賞されている。


「実は、先月からの期間で興味深く読んでいたのが、『週刊少年ジャンプ』での連載を追えて完結した、河下水希「いちご100%」というマンガであった。少年誌向けの「お色気」描写の過剰さには閉口するが、この作品は、高校生活を通して、「夢」をともに追い求めていくこと、「未来」をともに追い求めていくことをどのように関連づけていくのかを問うていた。
篠原一が『すばる』八月号に発表した作品が、マンガの盗作ではないかという疑いが浮上していることもあわせて考えると、こうしたマンガのほうが、ある種の文芸誌の小説よりも、よほど真剣に人生に向き合っているのではないかと感じられることが、現在の持つ問題の一つでもある。」

確かに文芸誌を読んでいていらだつ気持ちは分かる。
だからって、そこで「いちご」とは!?

ワロタw

ところで、同じ面には紙屋研究所の中の人がマンガの紹介をしているのだが、こちらは至って普通に、オサレなバレエマンガを普通に紹介している。

赤旗紙上でのマンガ対決、俺的には文芸時評さんのほうのが勝ち。
これ読んでいちご100%をまじめに読んでみたくなったもの。
でも、まさか赤旗で「いちごパンツ」激賞が見られるとはw