一日坊主はさすがにまずい・・。

資本論を読み直し始めてみての印象は、もしかしてマルクスって思ったより荒っぽい議論をしてるんじゃないの、という感じ。労働価値説の導出過程なんて、つっこまれてもおかしくないなぁと思う。労働生産物のみに着目して商品価値の内実を一般的抽象労働だっていうのはトートロジーじゃないのってどうしても思うし(古くからある批判らしい)、さらに真の「価値」を論じる必要があるのかというの疑問もある。現象を考察するに、その背後にある内実を明らかにせねばならぬというタイプの議論は、科学者のありようとしてはありなのかもしれないが、下手をするとと神学論争を招きかねないし。俺のようなヘタレは思わず「方法」とか「手続き」というレベルに逃げたくなる。