「日本共産党への『弔辞』」by筆坂さん@週刊新潮の感想

まぁなんだ、筆坂さんもいろいろ大変だったんだろうな。いろいろたまってるものはあるだろうけど、だいぶ自制して書いてるのはえらい。タイトルが凄いので、もっとすさまじい怨念に満ちた告発文なのかと思ったが。
党内部に巣くう官僚主義の問題ってのはあるんだろうけど、これ読む限りでは筆坂さんが党を離れていってしまったのは、どうもちょっとした不幸な行き違いなんじゃないかって気がする。ちょっと失敗しちゃった人だけれど、誰かが声をかけてあげればこんな風にはならなかったのではないか。そうしたちょっとしたことが出来ないのが官僚主義ってことになるのだろうが。
他方で筆坂さんのほうも「俺は悪くないのに、悪意ある人間にはめられた」という意識があって、それが周りからすれば声をかけづらい雰囲気を作ってしまったところはあるのかもしれない。セクハラに厳しい目を持つ人にとって見れば、「反省してないじゃん」っていう感じになるし。