麻婆豆腐が食べられないことに気がついた。

今日の昼、麻婆豆腐(麻婆丼)を食べたら気分が悪くなった。胃が痙攣して強烈な嘔吐感がこみ上げてきたので、たまらずトイレに駆け込んでげろげろ吐いた。考えてみれば麻婆豆腐を食べて吐くのは、これで三回目だから偶然ではない。どうやら体質的に食えなくなってしまったらしい。
麻婆豆腐は安く簡単に作れてまぁまぁ食える料理だ。だから一人暮らしをはじめた頃からなんども作っているはずだし、中華料理屋で麻婆丼を食ったことも何度もある。なのに突然こんなことになった。初めて吐いたのは自分で作ったときで、二度目は定食屋で食べたとき。二度そんなことがあって、これはおかしいと気がついてしばらく麻婆には近づかずにいたのだけれど、たまたま一度あることが二度会っただけに過ぎない可能性もあるかと思うわけで、豆腐が余っていることだし、とふと気がゆるんで作ってしまった。
すると案の定吐いた。猛烈に吐いた。
異常に気づいたのは、半分ぐらい食べたところだった。胸のあたりが内側から熱い。なんか変だなぁとと思っている内に明確な嘔吐感に変わる。
”そういえば以前にもあったはずで・・またやってしまったか、いや我慢できるはず、我慢するぞ”などと思っている内にどんどん嘔吐感が激しくなる。
「顔青いけど大丈夫?」といわれて、
「大丈夫じゃない。」と答えたら、もう耐えられない。トイレに走って今食べたものを全部はき出す。

麻婆豆腐が食べられない理由は推測がつく。たぶんあの温度が問題なのだ。熱々の豆腐、熱いご飯、それをあまりかまずにがんがんかっ込んで喰うために、熱アツのままで直接胃の中に流し込まれる。それで胃がびっくりする。さらに唐辛子と山椒の刺激と匂いも加えよう。
これらの要素が相まって、拒絶反応を起こしてしまうのでは無かろうか?

今の直接の原因は推測できるけど、でも何で急にそれらの要素を受け入れなくなったのかは分からないまま。そういえばこれってベルクソンっぽい経験だよね。現在は生成しつつあるのだ!